目指せ!一獲千金!!
そんな夢のある仮想通貨ですが、仮想通貨の取引はいわば投資です。
もちろん甘い話ばかりでなくいろいろなリスクや危険性が伴います。
最悪、せっかくの儲け損ねることになったり、投資した仮想通貨が全てなくなってしまう…
という事態にもなりかねません!!

仮想通貨の取引の事前に、ある程度リスクについて認識しておくことで、そのリスクを軽減することも可能です。
今回は仮想通貨取引において、気を付けておきたい注意点やリスク、危険性をチェックしていきましょう!!
仮想通貨のリスクや注意点と危険性は4点!
仮想通貨の取引を行う上でのリスクは大きく分けて、
・仮想通貨の価格変動のリスク
・仮想通貨の信用リスク
・仮想通貨の資金管理リスク
の4点になります。
仮想通貨の取引所リスク

仮想通貨の取引を行う上で、私たちは日本国内や外国の仮想通貨の取引所を通して売買を行うのが基本になっています。
そしてその取引はネット上で行うため、ハッキングのリスクが付きまといます。
しかし、ビットコインやアルトコイン自体のネットワークはブロックチェーン(分散型台帳)よって守られており、ハッキングのリスクはほとんどないんです。
しかし、2018年1月下旬の国内大手の仮想通貨取引所であるコインチェックの580億円の不正流出事件のように、仮想通貨取引所自体がハッキングされ、ビットコインやアルトコインなどの仮想通貨が抜き取られるリスクがあります。
日本だけでなく、過去には香港や韓国の仮想通貨取引所でもハッキングの被害にあっており、会社自体が倒産してしまうということも実際に起きています。
このような事件が立て続けに起きており、仮想通貨取引所のセキュリティの脆弱性が懸念されているんです。
仮想通貨の取引所自体の信用問題ともいえるのですが、その取引所で仮想通貨の取引をしようと口座開設を行ったのはあくまでも自分自身…
仮想通貨の取引所を選ぶにもリスクがあるということなんですね…(;^_^A
日本では仮想通貨取引所は金融庁への登録制となっており、セキュリティー自体は信用性が高いのですが、コインチェックのように金融庁への登録が未登録の状態だったり、外国の取引所では監督体制が確立されていないところも依然多くあります。
仮想通貨の管理は2種類ある!
仮想通貨は、「公開のカギ」と「秘密のカギ」という2つのペアで管理しています。
「公開のカギ」は世界中の誰もが公式に見ることができ、確認することができますが、「秘密鍵」は非公開で管理されます。
その非公開の「秘密のカギ」を使用するのは仮想通貨の送金する時にこの秘密鍵を知っている人のみが出金できる仕組みとなっています。
この秘密のカギがなんらかの形で第三者に知られてしまうと自身のアドレスからこの第三者が自由に出金可能となってしまいます。
仮想通貨取引所で仮想通貨の取引を行う場合、この秘密のカギは取引所が管理し私たちには自分自身の秘密のカギの情報は一切知らされないんです。
そのため取引所がハッキングされたり、取引所自体が不正な行為をした場合、自分が取引所に預けていたビットコインが被害にあったりするリスクが高くなってしまうんです。
仮想通貨取引所を選ぶリスクの対処法
仮想通貨取引所で仮想通貨の取引を行う以上、自分自身の秘密のカギは取引所が管理しています。
少しでもリスクを軽減する為の対処法として、仮想通貨取引所は国内の金融庁の許可を得ている取引所を選び、1つの取引所のみで取引を行わず、複数の取引所を使うことで資産の分散とリスク分散を行うべきだと言えます。
コインチェックは金融庁への許可がまだ得られていない状態にもなぜ利用者が多かったのかわかりますか??
コインチェックは、国内最多のアルトコインの取り扱いをしていた業者であり、国内ではコインチェックでしか手に入らないアルトコインも多々ありアプリの使いやすさも人気を得ていたんです。
2017年12月には大々的にCMを流すことで一気に知名度を上げ新規顧客の獲得をしていました。
コインチェックの不正流出事件や仮想通貨取引所を選ぶ教訓として、アルトコインの取り扱いが多く、CMも流れているからという安易な考えだけで取引所を選ぶのは危険であると考えるべきです。
金融庁の許可を得ている仮想通貨取引所も、取り扱うアルトコインの数が日に日に増えています。
欲しいアルトコインを今取り扱っていなくても今後取り扱う可能性を信じて気長に待ってみましょう。
仮想通貨の価格変動リスク

過疎通貨がブームになっている理由として、まず挙げられるのはビットコインの2017年の1年間の価格の上昇率のすさまじさでしょう。
2017年1月には約9万円だったビットコインが2017年12月では約200万円を突破し最高値を記録しました。
特に2017年12月7日は最安値が170万円、最高値が204万円と、24時間に中で30万円という激しい価格変動がありました。
ビットコイン以外のアルトコイン全体も、ビットコインほど激しい上昇はありませんが、右肩上がりの成長を続けたのが2017年でした。
アルトコインのすべてがビットコインのように急成長するかと言えば不透明です。
ビットコインやアルトコインなどの仮想通貨の種類は1500以上になっています。
中にはビットコインから分裂したビットコインキャッシュなどのように、派生したアルトコインも数種類あるなど複雑さが増しています。
ビットコインの急成長の裏には、大暴落したアルトコインも存在しているのも事実であり、このように派生したアルトコインの誕生によって、基盤のアルトコインの術的な問題や予想しえないトラブルが価格変動に大きな影響を与えることもあります。
仮想通貨はまだまだ新しい市場なので、暴落や暴騰という価格変動のリスクは仮想通貨市場とは切り離せないでしょう。
仮想通貨の価格変動のリスクの対処法
日に日に新しいアルトコインが誕生したり派生しています。
新しいアルトコインほど価値や成長は未知数と言えますし、価格も安く手を出しやすくなるのですが、その分匿名性であったりなどのアルトコインの脆弱性のリスクもあります。
仮想通貨に限らずですが、『絶対にあがる!』などの絶対はあり得ないんです。
まずは、先にそのアルトコインを手にした先行者の口コミなどの評価を確認した上で、自身も取引することも大切であるといえますね。
仮想通貨の信用リスク

現在、1番人気のある仮想通貨がビットコインです。
2018年2月現在で1ビットコイン=100万円の価格になっています。
しかし、仮想通貨の種類は1500以上あり、その中にはビットコインから分裂、派生した(予定のものも…)、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ビットコインダイアモンド、ビットコインキャッシュプラス、ビットコインシルバー、スーパービットコイン、ビットコインプラチナム、ビットコインウラニウム
というものも存在します。
2番人気のイーサリアムにも分裂、派生したアルトコインが存在します。
仮想通貨1500種類の中にはここのように1つの仮想通貨が分裂、派生したアルトコインが何種類も含まれており、とても複雑化しているんです。
こういった仮想通貨の分裂、派生が起こると、もともとの仮想通貨の保有者は分裂、派生前に保有していた仮想通貨の数と同数の新たなコインを保有できる可能性があるため、新たなコインの所有権も取っておこうと買いに走り、その仮想通貨の価格が上昇する傾向にあります。
ビットコインでもこのような傾向があり、それが価格操作とおぼしき行為として見受けられるだけでなく、ビットコインそのものの信用や価値を下げることにもなりかねない恐れもあります。
分裂、派生が多発することが今後どのような影響を及ぼすのかそのリスクも考える必要があると言えるでしょう。
中には大々的に分裂、派生を宣伝したものの、期日に実行されず、空売り詐欺だったというケースも今後発生する恐れがあります。
仮想通貨の信用のリスクの対処法
仮想通貨の信用のリスクに対処する為には、まず周りの流れに流されないことです。
保有していた仮想通貨の数と同数の新たなコインを保有できる可能性があったとしても、実際にきちんとその分裂、派生した仮想通貨が販売されるのか等、事前チェックはきちんと行うことが、空売り詐欺にひっかからないようにする手段と言えますね。
仮想通貨の資金管理のリスク

私たちが仮想通貨の売買取引をする上で仮想通貨取引所は切っても切れない仲となっています。
その分、「秘密のカギ」の保有は仮想通貨取引所が管理するリスクは伴います。
その秘密のカギが紛失してしまえば一生取り戻すことができません。
この大切な秘密のカギの保管方法、対処法は4つあります。
ウォレットサービス
まず1つ目はウォレットサービスです。
パソコンやスマートフォンでウォレットアプリをダウンロードすることで、簡単に秘密のカギを自分で管理できます。
アプリを立ち上げればすぐに利用できるので、誰でも簡単に管理ができるので、すぐに利用したい分のビットコインを保管するのにとても便利ですが、常にオンラインの状態であるため、モバイル端末の故障やウイルス感染、ハッキングなどのリスクがあります。
リスクを無くすために、必ず秘密のカギを復元するためのキーワードを紙にメモしておきましょう。
もちろんですが、スマホの機能である写真やテキストなどで保存していた場合は、ハッキングされる可能性もありますのでおすすめしません!
ハードウェアウォレット
2つ目はハードウェアウォレットです。
ハードウェアウォレットは、フラッシュメモリーのような外部記憶装置に秘密のカギや復元するパスワードを保存する方法です。
しかし、外部記憶装置は機械ですので故障の恐れがありますので、バックアップを取るなどの対策して記録を継続する必要があります。
長期的な仮想通貨の保管ができるのですが、パソコンがないと使用できないなどの問題があります。
ペーパーウォレット
3つ目はペーパーウォレットです。
紙などに秘密のカギやその情報が含まれたQRコード、復元するためのパスワードを保存する方法です。
1番簡単な方法でネット上でのハッキングの恐れなどはありませんが、秘密のカギの内容を見られ、盗まれても気付かない可能性もあり、紛失のリスクもあります。
保管場所を忘れない為に、金庫などへの保管がオススメです★
自分で記憶
4つ目は自分で記憶することです。
秘密のカギや、復元するためのパスワードを暗記しておく方法です。
ハッキングの恐れも無く、盗まれる心配もないのですが、複雑な文字列などは忘れてしまう恐れがあります。
かといって、暗記できるほどの簡単な文字列でもまた別の不安が…
なので私はあまりオススメできません。
まとめ
仮想通貨のリスクや危険性は大まかに分かると4つですが、
ネット上での取引は手軽な一方で、その分リスクも上積みされる感じですかね??(;^_^A
しかし、この4つを理解した上で、仮想通貨の取引をすると少しは安心に始められるのではないかと思います。
しかもコインチェックの自身の口座に入金していたすべての方が出金できないという事態も…!!!